模擬授業 【理科3年】「ゴムの力を調べよう」

主なワーク

ゴムの長さ・本数を変えて、引っ張る力の違いについて実験した結果から、どのようなことが言えるか考える。

①課題について考える

ゴムの長さ・本数を変えて、引っ張る力の違いについて実験した結果から考えられることを各自デジタル付せん紙に書き込む。

②意見を交流する

受講者同士でタブレット端末を見せ合いながらお互いの意見を交流する。

ICT活用のポイント

「児童機の一覧表示」
ある一人の意見をクラスで参考にしたいときは、その児童のタブレット端末の画面をピックアップして拡大表示することができます。また、特徴的な意見をもった二人の画面を並べて提示し、比較したりすることもできます。

③まとめ

交流した意見のいいところを取り入れながら、ゴムの引っ張る力について分かったことをワークシートに記入する。

ICT活用のポイント

交流の結果が児童生徒の手元のタブレットに残るため、まとめの文章を書くときに参考にしやすくなります。

模擬授業 【理科4年】「閉じ込めた空気の性質」

主なワーク

空気を閉じ込めて圧縮する実験を通して、空気がどのような性質を持っているか考える。

①予想をたてる

空気を入れたビニール袋を同じ班の受講者と押し合いながら、中の空気が一体どうなっているのか予想する。

②実験をする

①の実験で、空気は「縮んだ」という意見が多く出たため、本当に「縮んでいる」のか実験して確認する。今回は実験の代わりに、注射器の中に泡を入れた映像を視聴。

③意見を交流する

②の実験の結果から、「注射器のピストンを押したら、中の泡はどうなったのかを考え、文章でデジタル付せん紙に書き込みながら、同じ班の受講者と意見を交流する。

ICT活用のポイント

「リアルタイム反映」
同じ班の受講者とひとつのワークシートを共有することで、他のメンバーが意見を書き込んだ付せん紙がリアルタイムで他の児童の画面にも表示されるようになります。このことにより、他の人の意見を参考にすることができ、交流が促進されます。

④まとめ

今回の実験の結果からわかることを紙のワークシートに文章で書く。

模擬授業 【理科5年】「食物連鎖 空気を通した生物のつながり」

主なワーク

生物の描かれた絵を見て、食物連鎖や空気を通した生物のつながりについて考える。

①導入の活動

動物の描かれたワークシートを見て、「食べる」「食べられる」の関係を矢印で書き込む。

②課題について考える

同じように、空気を通したつながりはどのようになるか考える。「酸素」は赤い矢印、「二酸化炭素」は青い矢印で動物間の気体のやりとりを書く。

ICT活用のポイント

タブレット端末なら、何度も書き直すことができるので、子どもたちが試行錯誤でき、思考をより深めることができます。

③交流する

受講者同士でタブレットを交換し、自分の考えを説明し合う。

ICT活用のポイント

タブレット端末の画面を見せ合うことで、それぞれの思考が可視化された説明資料として使えます。

④まとめ

一度自分の考えを文章としてまとめる。

岩崎先生から

「人の考えに触れて自分の考えが変わる」体験を子どもたちにさせてこそ、交流の活動を学校でやる意味があると言えると思います。タブレットPCが1人1台あれば、児童生徒間の意見の交流を促進できます。たとえば、他の人が書き込んだ意見を見て、そこから気づいたことをさらに自分の意見に反映させたり、良いと思ったことを取り入れて自分の意見を書き換えたりといったことがやりやすくなります。
ただし、交流の活動を通して頭ではわかった気でいても、いざ文章にしようと思うと難しいものです。教師側が意識して授業の中で「文章を書かせる」活動をさせていく必要があります。最終的に紙のワークシートに文章でまとめさせるのもそのためです。

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