ワークショップBグループに一台

■岡山会場 講師
小林 祐紀先生 (茨城大学 准教授)
菊地 寛先生  (浜松市立三ヶ日西小学校 教諭)
田口 優先生  (七尾市立小丸山小学校 教諭)

■大阪会場 講師
小林 祐紀先生 (茨城大学 准教授)

ワークショップのねらい

今回のワークショップでは、国語科の授業のどんな場面で活用できるかなということを考えていきます。その中で、グループ1台のタブレット端末でどんなことができるのか、どんな学びがデザインできるのかを中心に考えます。

主なワーク

受講者には、4~6人のグループになっていただき、グループ1台のタブレット端末環境における国語科の授業デザインについて考えました。付せん紙にそれぞれのアイデアを書き込んで分類しながら、意見交流をしました。

ワークショップの様子

① グループ1台のタブレット端末を活用した授業のイメージをつかむ

まず、菊地先生・田口先生の授業実践を詳しくご紹介いただき、授業のイメージをつかみます。その後、タブレット端末で使えるアプリ「E-REPORT COMP」を紹介しながら、アプリの特徴をつかんでいきました。

菊地先生の授業実践

田口先生の授業実践

② タブレット端末の活用場面を書き出す

それぞれが持参した国語の教科書を見ながら、タブレット端末が使えそうな場面を探して「黄色」の付せんに書きだしていきます。
それを模造紙に貼り、グループごとに話し合いながら分類し、共有していきます。
その後、思いつく配慮点・難しい点・広がる可能性などを「赤色」の付せんに書き、交流を行いました。

グループでの検討の結果

  • 総合とリンクして手話・点字を紹介するパンフレットを作ろう
  • 記録や保存ができるため、音頭劇や劇、ペープサートのムービー作成
  • 自分の見つけた「○○の秋」を紹介する
  • 地域を取材してデジタルパンフレットをつくる
  • 絵や図の一部をかくす

③ 小林先生によるまとめ

最後に、小林先生より全体のまとめとして、タブレット端末を活用する授業について今後どのように検討していくのが良いか、ご助言いただきました。

ICTの活用を考える中で、初めから「ならでは」の授業を考えていてもなかなか先に進めません。はじめはとにかく使ってみて、そこからわかった問題点などを元に、活用の意図や子供たちの発達段階に応じた活用、他の教材とのかかわりなどを検討し、より最適な活用の追求を繰り返していくことが大切だと思います。

グループで1台の場合、必然的に協力・協働するようになります。だからこそ、一人ひとりが考える場面を検討するなど、授業デザインの工夫が必要です。

詳しくは 総括パネルディスカッション でお話しされています。

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