思考力・判断力・表現力等 6年 国語

言葉の由来に関心を持とう
~外来語を分類し、その性質に名前をつけよう(抽象化)~

さとえ学園小学校  山中 昭岳 先生

プログラミング教育

活用アプリケーション E-VOLVOX

実践の内容

単元の目標は「和語・漢語・外来語を理解し言語に対する関心を深めること」。関心を深めるにはどのように指導すれば良いのかは常に疑問であり、自分としての課題でした。また、子どもたちの言語学習に対する意識は、「これは和語、これは漢語などと、ただ単に暗記すればいいんでしょ?」と軽く考えており、さらに「面白くない」と言っていました。そこで、めあてを「言葉の由来に関心を持とう」とし、プログラミング的思考を取り入れながら、言葉を分類し「抽象化する」という活動を行いました。まず「どこの国から来た言葉かがわかる」、次に「多くの外来語を分類することで、その特徴を見つける」、そしてより関心を深め意欲を持ってもらうためのゴールを「どうして外来語がいろいろな国から取り入れられたのか、由来がわかる」と設定しました。
言葉のグループ化・カテゴリー化をおこなう場面では、自分の考えや思考を階層化し可視化することが可能な〈E-VOLVOX〉を使用しました。

授業の流れ

〈E-VOLVOX〉の階層の使い方を設定する

子どもたちが言葉を分類する際のルールとして、第1階層(青)→国名、第2階層(赤)→特徴、第3階層(黄色)→外来語と階層が深くなるにつれて大まかな分類から具体的な言葉になるように設定した。

②分類してほしい外来語を子どもたちのタブレット端末に配信する

あらかじめ教師が外来語を書いたプレートを用意しておき、子どもたちのタブレット端末に配信する。

配信1 カルタ、タバコ、コンペイトウ、カステラ
(カテゴリー:古くに伝わる日本語 国名:ポルトガル)
配信2 カメラ、テーブル、バス
(カテゴリー:全般 国名:アメリカ)
配信3 クレヨン、マヨネーズ、オムレツ、アトリエ、マット
(カテゴリー:料理、服飾、芸術 国名:フランス)

③それぞれの言葉について調べて分類し抽象化する

各々作業をして言葉を仲間分けし、カテゴリーを決めて、そのカテゴリーに関係がある国名を見出していく。疑問に思った点は自ら本、インターネットなどでどんどん追及する。

④テスト・発表する

ほとんどの子どもが自分たちで答えを見つけ、発表することができた。

授業デザインのポイント

●思考を可視化できるツールを活用したことで子どもたちの発表が変わった

発表の筋道に沿って、見せたいスライドを自ら選んで示すことができるようになりました。自分の考えを蓄積し、分類してから発表できるので、今ではプレゼンをする前のメモツール、整理ツールとして日常的に使うようになりました。教師自身の思考ツールとしても使いやすいです。

●階層の設定の課題

階層の使い方を「大まか→具体」となるように型を示しましたが、中には「具体→大まか」という考え方で整理している児童がいました。そのことは、階層の設定の仕方という点で、今後の課題だと思っています。

発表の様子

山中先生から、その他のタブレット端末の活用についてもお話しがありました。夏休みの宿題でのアプリケーションの活用や、タブレット端末の使用ルールの設定(子どもたち自身に考えさせている)についての効果などについて、具体的な解説がありました。

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