知識・技能 5年 外国語・外国語活動

Tシャツ屋さんになろう "What do you like?"

亀岡市立東別院小学校  広瀬 一弥 先生

外国語・外国語活動

活用アプリケーション E-REPORT COMP

実践の内容

今回の実践で狙ったのは、知識と技能の向上に加え、表現力をアップさせることです。タブレットを使用したペア学習「Tシャツ屋さんになろう」を行いました。子どもたちが「Tシャツ屋さん」役と「お客さん」役に分かれてTシャツのデザインを英語で話し合うことで、好きな色や形などについて積極的に尋ねたり答えたりできるようになることを目指しました。

授業の流れ

〈E-REPORT COMP〉のページにあらかじめ無地のTシャツの画像を配置。デジタルなので、色や形を簡単に変更することができる

①「Tシャツ屋さん」は「お客さん」が望むTシャツのデザインを英語で聞き出す

「お客さん」は「Tシャツ屋さん」から聞かれた内容に答えて、好みのデザインを伝える。「Tシャツ屋さん」は聞き取った色や形などをもとに、Tシャツをデザインしていく。

すぐに再生できるため指示をしなくても子どもたちが自ら確認していく様子が見られた

②「Tシャツ屋さん」は出来上がったデザインを英語で説明する

〈E-REPORT COMP〉の録音機能を使って録音する。

③ペアをシャッフルしてクイズ

「Tシャツ屋さん」は、〈E-REPORT COMP〉の1ページ目のスライドに、録音したデータを貼り付け、再生してTシャツのデザインについての説明を聞いてもらう。聞いた人は、説明を聞き取ってどのようなTシャツなのかを想像する。2ページ目のスライドに切り替え、想像したTシャツと実際に作成したTシャツを比較し答え合わせをする。

授業デザインのポイント

●必然性のある学習活動にする

できなければ学習が成立しない(聞き取らなければデザインはできない、伝えなければTシャツはできない)=やらざるを得ないという環境と、タブレット端末(E-REPORT COMP)の活用を通して、子どもたちの意欲が生まれていきました。

●自己評価・相互評価が繰り返される授業デザイン

ICT活用により、先生が評価するだけでなく子どもたち自身が自分たちの活動を振り返ることができます。今回の授業では、〈E-REPORT COMP〉の録音機能を使うことで自分が話した音声がすぐに聞けることで、自己評価に繋がりました。また、友達が録音したものをその瞬間だけではなく、後からでも確認できるので、相互評価が可能になりました。さらに、自分がどのような技能をどの程度習得しているのか、自分たちなりに考えていくことができるようになります。このような形で手に入れた技能は今後外国語のやり取りをするときや海外旅行に行くときに、生きて働く技能になっていくと考えます。

●さまざまな絡み

子どもたち同士が絡み合う活動を入れることが大切です。
また、今回の活動は「話すこと」「聞くこと」の活動ですが、このあとのTシャツを売るためのポップをつくるという活動を通して「書くこと」「読むこと」などの領域が絡み合う授業ができるのではないかと考えています。それぞれの領域は切り離して考えがちですが、子どもたちが意欲的に取り組めるような単元を開発していくと、実際はそれぞれの領域が絡み合って紐づいていることがわかってきます。そのことを教師が理解し評価していけば良いのだと今回の実践を通して感じました。

●アナログとデジタル

アナログとデジタルをバランスよく使うことは外国語(活動)に限らず大切です。授業で活用できるアプリケーションもたくさんありますし、紙ももちろん使います。状況に応じて組み合わせて使っていくのが良いと思います。

発表の様子

発表では、実際の活動の様子の動画も提示され、受講者は熱心に見ていらっしゃいました。
外国語(活動)への関心の高さが伺えました。質疑応答では、広瀬先生と受講者の先生方が、それぞれ外国語活動でどのようにICTを活用をしているか情報交換をされていました。

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