思考力・判断力・表現力等 4年 社会

水の新聞をつくろう

東久留米市立第十小学校  河村 康彦 先生

活用アプリケーション キューブきっず(新聞)

実践の内容

社会の生活の中で必要な水を扱う単元で、ダムに関する調べ学習を行い、新聞にまとめました。新聞の作成には〈キューブきっず〉の「新聞」を使いました。新聞作りのポイントとして、「わかりやすい記事」であること、「写真や絵と記事の整合性」がとれていること、「読者をひきつける見出し」であることを意識するよう指導しました。

授業の流れ

〈キューブきっず〉で用意されているワークシート

①新聞のおおまかな記事の内容を決める

ワークシートを使いながら、全体のイメージや、5W1H(いつ、どこで、だれが、なにを、なぜ、どのように)を意識して新聞の素地をつくっていく。

②4人グループでどのような写真を掲載するか話し合う

話し合いをする中で子どもたちの思考の「からみ」や「ゆらぎ」が出てくる。

③個人で記事を書く

「原稿シート」を使って個人で記事を書き、見出しを考える。

④グループで記事について検討する

「文章と写真が合っているか」「相手が知りたい内容になっているか」「主語と述語がきちんと合っているか」「文字や言葉が正しく使われているか」「習った漢字がひらがなになっていないか(送り仮名)」等の視点から、子どもたち同士でチェックさせる。

⑤新聞の作成

〈キューブきっず〉を使って新聞を作成する。

⑥相互評価・教師の評価

子どもたち同士で良いところやアドバイスを出し合い、その後教師が評価する。

授業デザインのポイント

●新聞作成の指導における教師の配慮事項

「相手意識と目的意識」、「下書きを練り合う時間の確保」、「練り合いの視点の明確化」、「考えや成果の共有」、「興味をひく見出しの重要性」といった点に配慮し、指導していくことが重要だと思います。

〈キューブきっず〉のワークシートを使う

〈キューブきっず〉には授業で使えるワークシートが用意されており、論理的に新聞を作る手助けになります。

発表の様子

新聞作成の指導のポイントの紹介に、受講者の先生方の関心が集まっているようでした。質疑応答では、子どもたちのキーボード入力のスキルや、グループで1台タブレット端末を使わせる際の配慮等について、質問が挙がっていました。

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