実践の内容
オンライン英会話のネイティブの先生と「スマートフォンのメリット、デメリットについて意見交換をする授業を行いました。個人所有の一人一台のタブレットで、フリーライティングで書いた英文をもとに論理の組み立て(思考の整理)をさせました。その際のメモ代わりとして〈E-VOLVOX〉を活用しました。
授業の流れ
①意見を提出し評価してもらう
まずは個人の意見をまとめた文章を書き、Webサイトに提出する。生徒が提出した文章に対し、ルーブリックを基にした評価やアドバイスについて、ネイティブの先生にWeb上で返信してもらう。
②グループで意見交換の準備をする
グループ内で意見をシェアし、意見が違う場合は説明し合うなどして〈E-VOLVOX〉でまとめ、意見交換の準備をする。
③オンライン英会話のネイティブの先生と意見交換をする
〈E-VOLVOX〉を見ながらテレビ電話でネイティブの先生と意見交換をする。
授業デザインのポイント
●事前に意見を整理しておくことで自信を持って話すことができる
事前に〈E-VOLVOX〉で意見を整理しておくことで、自分たちの出した意見が会話の中でどんな関係性をもってくるのか可視化することができました。ネイティブの先生と実際に話す際、質問を受けても、答えるべき意見がどこにあるのか頭に入っているので、自信をもって答えることができていました。
●満足感と悔しさ
活動後の生徒たちの感想は、「もっとしゃべりたいと思った」という満足感を感じさせるものと「もっと英語を勉強しなければと思った」という悔しさの混じったものがありました。どちらも学習へのモチベーションにつながるものです。教科担当ではなくネイティブの先生と話したことで、素直にコミュニケーションへの意欲が湧いたのだと思います。
発表の様子
オンライン英会話を活用した授業という点に注目が集まりました。スピーカーやヘッドセットなどの機器の環境や子どもたちの意欲の変化について意見交換がされました。