実践発表
国語3年 「気になる記号」
田口 優先生 (七尾市立小丸山小学校)
実践の概要
単元を貫く言語活動として「身の回りにある記号について調べ、報告文を書いて、2年生に伝えよう」を設定しました。文章に加え、動画や音声、写真を入れ込んだ補助リーフレットを作成し、視覚的にわかりやすく伝えられるようにしました。
実践の内容
①報告文の書き方を確認する
全員で同じ記号について調べ、個人で紙で報告文を作成し、書き方を確認する。
②報告書を作成する
グループごとに選んだ記号について情報を集め、協力しあいながら紙で報告文を作成する。
③補助リーフレットを作成する
伝える内容に合わせて、グループで相談しながら見出しを考え、よりわかりやすく伝える写真を選び、音声を録音するなどして補助リーフレットを作成する。
ICTはここで使う!
補助リーフレットの作成にあたり、タブレット端末をグループに1台配布しました。
スライド写真や動画・音声を入れられるところが紙のリーフレットと違うところで、表現の幅が広がります。
ICT活用のポイント
「編集と修正が簡単にできる」
表現することに対するハードルが高くないため、気軽に試行錯誤することが可能になるのがメリットです。
授業デザインのポイント
タブレット端末を使うことでより積極的に取り組む
授業後のアンケートではタブレット端末を使った授業は音声を録音したり、写真を撮ったり選んだりするのが「楽しい」と、ほとんどの子が回答しています。中には「先生になったようで楽しかった」という子もいて、表現することが楽しいと思えるきっかけ作りにもなりました。
今回、タブレット端末とソフトを使うことで、伝えるための思考量と表現量がすごく増えたと思います。